1.顎の骨にインプランを植立する外科処置と
2.インプラントが骨と接合した後(外科処置後2〜5ヶ月)冠を被せる補綴処置の2つのステージに分ける事ができます。
1の外科ステージにおいては患者さんの条件さえ良ければ技術的(埋入する外科処置)には、大学卒業後数年の経験しかない歯科医でも難しいものではありません。
問題になるのは、骨格的にキャシャな日本人の場合、
薄い骨(主に頬側:図1)が多く吸収し無くなりやすい為、欧米人に比べ条件の良くないケース=難しいケース(インプラントが骨からはみでる:図2)が多く、これが失敗の原因になる事が多いのです。
図1
図2
また、従来の普通のレントゲンは二次元画像のため(図3)骨の幅を診断できないという欠点があり、手術中に予測できてない骨の形態や量に想定外の処置を施さなければいけない事になった経験が幾度もありました。
図3
CT導入後では骨を3D画像(図4)で術前に見る事ができるため、骨の幅はもちろん、骨密度、内部の空洞、神経、血管の位置がどちら寄りにあるかまで確認でるので手術の安全性、成功率が高まります。
図4
また、術前に手術の難易度が充分把握できるため、準備に必要な機材、手術時間の設定など術前、術中の予知性が高まり、ストレスの少ない環境が整いました。
有吉 洋